戒壇院

延命地蔵に関してのブログ
他にも戒壇院についてとても
素晴らしい記事が載っています

延命地蔵について

戒壇院本堂右手にあるお地蔵様で、江戸時代に作られたものです。
お地蔵様は仏様の代わりにこの世の人々の苦しみを救って下さいます。

戒壇院のこのお地蔵様はいつの頃からか
延命長寿・病気回復をかなえて下さる「延命地蔵」として信仰されるようになりました。
今では、信者さんが作って下さったとても立派な袈裟を着て、お参り下さる方を迎えていらっしゃいます。
ご本尊(盧舎那仏・・・重要文化財)も大変素晴らしいものですが、お地蔵様の人気も根強くお参りが絶えません。
お水やお花また子供さんのおもちゃなども信者さんがあげて下さいます。
やっぱり、願いをかなえてくださるようですね!


写真は数年前のもの
漫画は
教育まんが「おじぞうさま」より
(有)大道社

ふるさと太宰府探検隊

       戒壇院の延命地蔵        戒壇院 松山照紀

1698年江戸時代に作られたお地蔵様です。
お地蔵様は、この世のなかのすべての人を極楽に送り届けると言うことを、仏になるために約束(誓願)されました。
ところがこの世に次々人間が生まれてくるため誓いを果たせず、仏になることが出来ないわけです。
仏様のような飾りがなく坊さんのような姿をしておられるのは、いつまでもこの世で修行している気持ちを表しています。
お地蔵様はこの世と地獄を掛け持ちして下さっているのだそうです。

昔、三井寺(滋賀県)の常照という坊さんが地獄に堕ちた時、一人の坊さんが来て「おまえは子供の時、泥で地蔵を作って拝んでいたが、そのむくいとして地獄から連れ戻してあげよう」と言って常照をこの世に生き返らせてくれました。
これが地蔵盆(8月24日)の由来で子ども達のお祭りとされています。
地獄の入り口(賽の河原)で幼いうちに亡った子ども達を地獄に連れて行こうとする鬼から救って下さるとされ8月24日にお経を上げて子ども達の健康、成長を願い、亡った子どもの供養をいたします。

仏様の代わりにこの世の人々の苦しみを救うお地蔵様は、右手に錫杖(しゃくじょう)左手に宝珠の玉をお持ちです。
お地蔵様は金輪のついた錫杖を突きながら(つく度にジャランジャランと音がします)夜明け頃に四辺(あたり)をひとまわりして困っている人や苦しんでいる人がいないか見廻って下さいます。
そして願い事が何でも叶えられるという宝珠に多くの人々を救おうと願いを込めて歩かれると信じられてきました。

戒壇院のお地蔵様はいつの頃からか延命長寿、病気回復を叶えて下さる延命地蔵として信仰されるようになりました。

今では、信者さんが作って下さったとても立派な袈裟を着て、お参り下さる方を迎えていらっしゃいます。
ご本尊も大変素晴らしいものですが、お地蔵様の人気が止まりません。
お水やお花も信者さんがあげて下さいます。
やっぱり、願いをかなえてくださるようです。